【完全ガイド】コイン6枚でできる易占いのやり方とコツ
- ichihara0113
- 3 日前
- 読了時間: 12分
1. 易占いとは?基本をおさえよう
1-1. 易占いとはどんな占い?
オンラインで易経と易占いの知恵を人生に活かす易学研究者、市原孝です。
「易占い」と聞くと、なんだか難しそうに感じる方も多いかもしれません。 しかし、実はとてもシンプルで、しかも日常に活かしやすい占術のひとつです。 易占いは古代中国で生まれた伝統的な占いで、『易経(えききょう)』という書物をもとに体系化されています。陰陽思想や自然界の変化を読み解くこの占いは、単なる吉凶判断にとどまらず、「今の状況がどういう意味を持っているか」「これからどう流れが変わっていくか」「どんな選択肢があるのか」を教えてくれるのが特徴です。 他の占い、たとえばタロットや星占いが「外からの影響」を主に読み解く傾向があるのに対し、易占いは「自然の流れと自分との関係」にフォーカスします。 私は、自分の内面や状況の変化をストーリーとして捉えられる易占いを、人生の指針や決断のヒントを得る場合だけでなく、日常生活の中でとても頼りになる相談相手として利用しています。
1-2. 易占いのやり方にはいろいろある
そんな易占いですが、実はやり方はいくつかあります。 古典的な方法では「筮竹(ぜいちく)」と呼ばれる細い竹の棒を使いますが、これは手順が複雑で、ハードルが高めです。 最近ではサイコロやスマホアプリなどを使った現代的な方法もありますが、私が特におすすめしたいのが「コインを使った易占い」です。 コインを使う方法は、特別な道具も不要で、誰でもすぐに試すことができるのが魅力です。 手軽に始められる一方で、本格的な易のメッセージを受け取れるため、入門者にも非常に人気があります。 また、「3枚のコインを6回振る」という方法がありますが、今回ご紹介するのはさらにシンプルで分かりやすい「コイン6枚」を使ったやり方です。 この方法は、コインを使って1度に卦(か)と呼ばれる図形をつくり、そこから易のメッセージを読み解いていく形式です。 直感的で迷いにくいのがポイントです。 コイン6枚で易占いをする方法は、「筮竹(ぜいちく)」を使用した占いなどの古典的な方法と比べて劣っているという人もいます。しかし、私はそう思いません。初心者向け、という前置きがつくコイン6枚の易占いですが、卜術(ぼくじゅつ)本来の姿=偶然性と必然性の掛け合わせ、として捉えた場合、むしろ正当的な方法のひとつだと考えています。
2. 準備編:コイン6枚を使った易占いに必要なもの
2-1. コイン6枚を用意する理由と選び方
今回ご紹介する「コイン6枚を使った方法」は、誰でもやりやすく、覚えやすいのが魅力です。
では、なぜ「6枚」なのか?
それは、易占いでは、陰を「- -」、陽を「─」であらわし、この「- -」や「─」を下から上に6本重ねることで、メッセージを得る仕組みになっているからです。
1本の線=1枚のコインで表現することで、一度に6本の組み合わせ=1つの卦(か)を作れるようになっているのです。コインはどんなものでもかまいませんが、以下の点に注意するとスムーズです。
同じ種類・サイズのコインを6枚用意するとやりやすいです →ばらばらの種類だと、表裏の判定が混乱しやすくなります。
表と裏を決めておくと迷いません →たとえば、日本の硬貨なら「数字の面=陰(- -)」「日本国表記がある面=陽(─)」というように事前にルールを決めましょう。
清潔な状態にしておくこと →占いに使う道具は、自分の心を映す「鏡」のような存在です。大切に扱いましょう。
2-2. 易占いに向いている場所と心構え
道具がそろったら、次は「占う環境」を整えることが大切です。
易占いのやり方はシンプルでも、心の状態が乱れているとメッセージが読み取りにくくなることがあります。以下のようなポイントを意識しましょう。
静かで落ち着いた場所を選ぶ →できれば一人で集中できる空間が理想です。カフェなどでも構いませんが、音や人の目が気になると心が散ってしまいます。
スマホの通知はオフに →一時的に現実の世界から切り離されることで、より深く自分の内面と向き合えます。
質問を明確にする →易占いでは「問い」がとても重要です。「私の未来はどうなりますか?」のような漠然とした質問よりも、「今の仕事を続けるべきか?」「あの人とどう関わるのがよいか?」といった、具体的な状況や行動に関する問いの方が、的確なメッセージを受け取りやすくなります。
吉凶にこだわりすぎない →易占いは、「流れ」「変化」「選択肢」を読み取ることができるのが特徴です。吉凶にとらわれず、「今の状態にどんな意味があるのか?」「どんな選択肢があるのか」という視点で問いかけてみましょう。
3. 実践編:コイン6枚でできる易占いのやり方
3-1. コインを使って卦をつくるステップ
ここからは、いよいよ実際にコイン6枚を使って易占いを行うやり方をご紹介します。
流れをひとつひとつ丁寧に追えば、どなたでもスムーズに占うことができます。
① 占いたいことを明確にする
まずは、「どんなことを占いたいのか?」をはっきりさせましょう。例えば、
「今の仕事を続けるべきか?」
「この恋愛はうまくいく?」
「新しいことを始めるタイミングは?」
このように、自分の状況や迷いを具体的な質問にしておくと、より明確な答えを得られます。 ② コイン6枚をよくシャッフルする 占いたいことを心に思い浮かべながら、6枚のコインを両手でおにぎりを握るように空間を作ってやわらかく包み込みます。
そのまま両手を上下にシャッフルして、手の中でコインを混ぜるイメージで振ります。
占いたいことを心に思い浮かべながらシャッフルしていると、「ここかなぁ」と感じる時がありますので、そこでストップします。
③ コイン6枚を縦に並べて、卦(か)を作る
両手を開いて、片方の手のひらの上にあるシャッフルされた6枚のコインを、順番を変えないように注意しながら、縦に6枚積みます。
積み上がったコインを、上の1枚から1枚ずつ順番に縦に並べていきます。
6枚積み上げた1番上の1枚を、1番手前におきます。2枚目のコインを、最初に置いたコインの上におきます。
3枚目のコインを、さらにその上におきます。4枚目のコインを、さらにその上におき、5枚目、6枚目も同様におきます。
ご自分から見て、1番手前にある1枚が、6枚積み上げたコインの1番上にあったもの。
ご自分から見て、最も遠くにある6枚目が、6枚積み上げたコインの1番下にあったもの。
下記の動画も参考になさってください。
コインのそれぞれの面を、今ここでは、下記のように陰(- -)と陽(─)に割り当てます。
コインの数字面が出た場合 → 「陰」(- -)
コインの「日本国」と書かれた面が出た場合 → 「陽」(─)
このようにして、6本の線を積み重ね、ご自分に近い下3本の組み合わせを「内卦(ないか)、下の卦」、その向こうにある3本の組み合わせを「外卦(がいか)、上の卦」とします。 ④ 「内卦(ないか)・下の卦」と「外卦(がいか)・上の卦」の組み合わせを得る 「内卦(ないか)、下の卦」と「外卦(がいか)、上の卦」の組み合わせで、64通りある易からのメッセージの内のどれかを見ます。 例えば、下記のようなサイトを利用します。 【参考サイト】64卦の一覧表 その他にも、ネットで「64卦 一覧」で検索すると、たくさんのサイトを参照することができます。ご自分が使いやすいサイトを探してみてください。 ⑤ 易からのメッセージを得る 「内卦(ないか)、下の卦」と「外卦(がいか)、上の卦」の交点を求めることで、64通りあるメッセージのどれかを特定できます。
3-2. メッセージを読み解く
メッセージを読み解く
完成した卦からメッセージを得るのが、易占いの醍醐味です。
卦にはそれぞれ名前と意味があり、象徴する自然や状況を表しています。
上下それぞれ3枚のコインの組合せが表す「- -」と「─」は、八卦(はっか、はっけ)と呼ばれています。
八卦には、自然界の8つのイメージが割り当てられています。
【参考サイト】八卦の説明
その他にも、ネットで「八卦」で検索すると、たくさんのサイトを参照することができます。ご自分にフィットするサイトを探してみてください。
下の3枚の組合せを内卦(ないか)と呼び、内側の傾向を示します。
上の3枚の組合せを外卦(がいか)と呼び、外側の傾向を示します。
内側があなたで外側があなたを取り巻く環境と捉えることもできますし、内側があなたの本心で外側があなたの社会的な体面と捉えることもできます。
自分が易に問いを立てたことと、内卦と外卦それぞれの傾向を照らし合わせた上で、内卦と外卦の組合せを参照します。
内側を表す内卦のイメージ、外側を表す外卦のイメージ、そしてその二つを組み合わせた時の卦に割り当てられている漢字(漢字1文字か2文字)、卦辞(かじ)と呼ばれるメインのメッセージから、総合的に読み解いていきます。
6段階に変化する部分:爻辞(こうじ)
易経では、メインのメッセージである卦辞(かじ)の後に、6段階に変化する部分:爻辞(こうじ)が続きます。
爻辞(こうじ)は、卦辞を補足するものですが、抽象度が高く、難解です。
私は、あくまで個人的な感想ですが、内側を表す内卦のイメージ、外側を表す外卦のイメージ、そしてその二つを組み合わせた時の卦に割り当てられている漢字(漢字1文字か2文字)、卦辞(かじ)と呼ばれるメインのメッセージなどから読み解くことをお勧めします。
先生、書籍、サイトなど、それぞれの方針がありますが、私は、十分にメインのメッセージに親しんでから、それでも物足りないとお感じになる場合、爻辞(こうじ)をひもとくのが良いと思います。
そうした理由から、今回の記事では、爻辞(こうじ)を参照しない、メインのメッセージ部分を中心に読み解く方法をご紹介しています。
4. 易占いのやり方で注意すべき3つのポイント
4-1. 占いたい内容を具体的にする
易占いのやり方でまず大切なのが、「問いの立て方」です。抽象的な質問では、占いの結果もあいまいになりやすく、どう読み解けばいいのか迷ってしまう原因になります。
具体性が高いワードを入れる
例えば、「私の将来はどうなりますか?」というような大きすぎる問いよりも、「転職すべきタイミングは今か?」「この人と関係を深めるべきか?」といった、具体的なテーマを設定したほうが、的確で解釈しやすいメッセージを得られます。
私のおすすめは、「○○について」「○○は」のような形で具体的なワードを入れて、具体性が高い問い方で問うことです。易は「未来を予言する占い」ではなく、「今の流れと自分の在り方を示す占い」です。現状に即した問いを立てることが、易占いを効果的に活用するコツのひとつだと思います。
例えば、「転職したいと思うけど、どうか?」と問うよりは「転職先を探しています。外食産業はどうでしょうか?」のように、問いを一段具体的にするのが良いと思います。
4-2. 結果に一喜一憂しない
つまずきやすいポイントとして、「吉が出たから安心」「凶が出たから落ち込む」といった、吉凶に一喜一憂してしまうことがあります。
無理もないことですが、私は、易占いにおいて重要なのは、結果を単純な「良し悪し」で判断しないことだと考えています。
吉や凶は、ひとつの状態と捉える
私は、易の卦(か)が表しているのは、吉凶の固定された未来ではなく、「今のあなたの状態や環境の流れ」だと考えています。
たとえ凶とされる卦が出たとしても、それは警告や注意喚起であり、むしろ具体的な行動次第で状況を好転させるためのメッセージと捉えられます。
逆に、吉の卦が出たとしても油断は禁物です。
「このままの姿勢を続ければ良い流れに乗れる」という助言ととらえ、慎重に判断しましょう。
易占いは「今を映す鏡」。どのような卦も、自分を見つめ直すきっかけと捉えることが大切です。
4-3. 同じ質問を繰り返さない
最後に、易占いのやり方で特に気をつけたいのが、「同じ質問を繰り返し占わない」ということです。
いったん占った問いに対して、「あまり納得できないからもう一度…」と何度もやり直すと、易からのメッセージがぶれてしまい、混乱の原因になります。
易は、そのときのあなたの状態と問いに対して最も適切なメッセージを返してくれる占術です。
結果に疑問が残った場合は、すぐに再占せず、まずはそのメッセージが何を伝えようとしているのか、自分なりに時間をかけて向き合ってみましょう。
再び占う場合は、数日間あける、あるいは問い方を変えるなど、視点を調整することが重要です。易との対話を大切にすることで、占いの精度も深みもぐんと増していきます。
私は、このように同じ質問を繰り返してしまうのは、もったいないと感じています。
全ての物事は変化し、流れていくものです。だから、自分が望む答えに執着すると、執着しただけ流れを自分自身でせき止めてしまうことになる、と思うのです。
執着を手放せば、流れは自ずから天地の理(ことわり)にそくして流れ出します。その流れこそ、本質的な恵みそのものだと思うのです。
5. 易占いのやり方を深めたい人へのステップアップ
5-1. 易占いを日常に取り入れるアイデア
朝の1日占い
毎朝の習慣として「1日占い」を取り入れるのは、易占いのやり方として非常におすすめです。
「今日をどんな気持ちで過ごせばよいか?」「どんなことに気をつけるとよいか?」と問いを立て、コインで卦を立ててみましょう。
メッセージから得た気づきをスマホなどにメモしておくと、日々の自分の変化にも気づけるようになります。
特別な問題がなくても、毎日の“流れ”を感じる訓練になるので、易占いの感覚を育てる良いトレーニングにもなります。
私も、毎日行っています。朝、ぼーっとした頭で易を立てて、夜、布団の中で振り返ります。だんだんと易とのコミュニケーションが深まってくるのを感じられると思います。
人間関係や仕事の選択に活かす
人間関係や仕事で迷いがあるとき、易占いのやり方は大きな助けになります。
「この人とどう関わるべきか?」「今、転職するのは良い流れか?」といった具体的な問いを立てて占えば、目の前の選択肢に対する“今の流れ”を知ることができます。
単なる吉凶にとどまらず、「注意点」「現状の背景」「どう変わっていくか」などが見えるのが易占いの特徴です。私は、相手との距離感や、自分の立ち位置の見直し、冷静な判断のヒント、選択肢の可視化として活用しています。
感情の整理・自己対話ツールとしての利用
なんとなく気持ちが沈む、モヤモヤする…。そんなときこそ、易占いを自己対話ツールとして使ってみてください。 「この感情の正体は?」「何に気づくべきか?」という問いを通して卦を立てれば、自分の内面にある声や、無意識の状態を映し出してくれます。 感情に飲まれずに距離を取る手助けとなり、冷静に自分自身を見つめ直すことができます。私は、言葉にしづらい心の動きを、易を通して少しずつ整理することなどに活用しています。
今回の記事では、コイン6枚でできる易占いのやり方とコツをご紹介しました。是非一度試してみてくださいね!
コメント